【奈良】しかりんと巡る東大寺!大仏だけじゃない魅力をしっかり解説♪

しかりん

わーい!東大寺にやってきたしかー!

さっきー

しかりん、はしゃぎすぎ!でも、本当に大きくてすごい場所ね!

こんにちは!奈良公園のアイドル、鹿の「しかりん」と、しっかり者の歴女「サキ」です。
今回は、奈良観光の定番「東大寺」を、私たちが楽しくご案内します!
「東大寺って、大きい大仏さまがあるところでしょ?」と思っているそこのアナタ!それだけじゃない、奥深〜い東大寺の魅力を知れば、もっと奈良が好きになること間違いなしですよ♪

そもそも東大寺って、なんで建てられたの?

さっきー

ねぇ、そもそもどうしてこんなに大きなお寺が建てられたのかしら?

しかりん

おっきい大仏さまを置くためだしか!

さっきー

うーん、まあそうなんだけど…。

しかりんの言う通り、東大寺は「奈良の大仏」として有名な盧舎那仏(るしゃなぶつ)さまを本尊とするお寺です。
今から約1300年前の奈良時代、当時の日本は、政治の混乱や災害、さらには天然痘という病気が大流行して、人々はとても不安な日々を送っていました。
そんな国を救うため、聖武(しょうむ)天皇が「仏教の力で国を護り、平和な世の中にしよう!」と願いを込めて建てたのが、この東大寺なんです。まさに、国家の平和を祈るための、一大プロジェクトだったのですね。

しかりん

でも、燃えちゃったことがあるって聞いたしか!

そうなんです。実は東大寺は、これまでに二度も大きな火事で、大仏殿をはじめ多くの建物を失っています。
一度目は平安時代、二度目は戦国時代。そのたびに、多くの人々の努力によって、長い年月をかけて再建されてきました。何度も困難を乗り越えてきた、不屈の歴史そのものが東大寺のすごさでもあるんですね。

しかりんとサキのおすすめ!必見スポット巡り

さあ、広い境内を探検しましょう!見どころがたくさんありますよ。

① 南大門(なんだいもん)- 門番がこわい?!

しかりん

うわー!入口にこわい顔のひとがいるしかー!

さっきー

こら、失礼でしょ!これは金剛力士像(こんごうりきしぞう)よ。東大寺を守っているの。

東大寺の正面玄関である南大門は、日本で一番大きな山門です。
ここで絶対見てほしいのが、門の左右に立つ巨大な金剛力士像!向かって右が口を開けた「阿形(あぎょう)」、左が口を閉じた「吽形(うんぎょう)」です。
天才仏師として名高い運慶(うんけい)と快慶(かいけい)が中心となって作ったこの像は、筋肉の動きや表情がものすごくリアル!今にも動き出しそうな迫力に圧倒されますよ。

② 大仏殿(だいぶつでん)- ついに出会えた!大仏さま

しかりん

大仏さまだー!おっきいー!

さっきー

これが盧舎那仏さま…。教科書で見たけど、本物は何倍も大きくて感動するわ。

いよいよ大仏さまとご対面です!大仏さまがいらっしゃるこの大仏殿は、燃えた後に建て直されたもので、創建当時よりは少し小さいのですが、それでも世界最大級の木造建築なんです。
大仏さまの高さは、なんと約15メートル!その大きさと、すべてを見通すような穏やかな表情に、心がスーッと安らぐのを感じるはずです。

しかりん

あ!あそこの柱に穴があいてるしか!くぐりたい!

さっきー

あれは有名な『柱くぐり』ね。大仏さまの鼻の穴と同じ大きさなんだって。

大仏殿の柱には、人が一人通れるくらいの穴が開いています。この穴をくぐり抜けると、病気にならず元気に過ごせたり、願い事が叶ったりすると言われていて、いつも大人気なんですよ。

③ 二月堂(にがつどう)- 奈良を一望できる絶景テラス

さっきー

わあ、ここからの眺め、最高!奈良の街が全部見えるわ。

しかりん

夕焼けがとってもきれいだしかー!

大仏殿の東側、少し丘を登ったところにあるのが二月堂です。ここは舞台造りになっていて、回廊から奈良の街並みを一望できる絶景スポット!特に夕暮れ時はロマンチックな雰囲気に包まれます。
毎年3月には「お水取り」という有名な行事が行われる、神聖な場所でもあります。

④ 法華堂(ほっけどう)- “仏像アベンジャーズ”に会える場所

さっきー

ここはなんだか空気が違うわね。静かで、神聖な感じがする。

しかりん

仏さまがいっぱいいるしか!

法華堂は、東大寺で一番古い建物で、なんと奈良時代から残っているんです。
中には、本尊の不空羂索観音立像(ふくうけんさくかんのんりゅうぞう)をはじめ、国宝の仏像がずらり!一体一体が個性的で、まるで仏像のオールスターチームのよう。その美しさと迫力に、時間を忘れて見入ってしまいます。

いつ行く?東大寺のイベントカレンダー

東大寺では、一年を通して様々な行事が行われています。

さっきー

特に有名なのは、やっぱり『お水取り』よね。

はい、毎年3月1日から14日間行われる「修二会(しゅにえ)」(通称:お水取り)は、春の訪れを告げる行事として全国的に有名です。特に、夜空を焦がす大きなお松明(たいまつ)は圧巻の一言!

しかりん

夏はお掃除するって聞いたしか!

8月7日の早朝には、年に一度の大仏さまのお掃除「お身拭い(おみぬぐい)」が行われます。真っ白な布をまとった人々が、大仏さまの全身をきれいにする様子は、夏の風物詩です。

アクセスと拝観案内

さっきー

東大寺に行ってみたいけど、どうやって行けばいいの?

しかりん

バスが便利だしか!しかせんべいも忘れちゃダメだしか!

  • アクセス:
    • JRや近鉄の「奈良駅」から、市内循環バスに乗って「東大寺大仏殿・春日大社前」で降りるのが便利です(バス停から徒歩5分)。
    • 近鉄奈良駅からなら、お店を見ながら歩いても20分くらいで着きますよ。
  • 拝観時間:
    • 季節によって少し変わりますが、だいたい朝8時前から夕方5時頃までです。
  • 拝観料:
    • 大仏殿など、お堂ごとに入場料が必要です。大人は各800円、小学生は各400円です。(2025年8月時点)
    • 最新の情報は、お出かけ前に公式サイトで確認してくださいね。

まとめ

さっきー

ただ大きいだけじゃない、東大寺の歴史や見どころがたくさん分かって、すごく勉強になったわ!

しかりん

楽しかったしかー!みんなも東大寺に遊びに来て、しかりんに会いに来てほしいしかー!

悠久の歴史と人々の祈りが詰まった東大寺。そのスケールの大きさと、一つ一つの建物や仏像に込められた物語に触れれば、きっと心に残る旅になるはずです。
ぜひ、奈良に来て、その魅力を肌で感じてみてくださいね!